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蘭の育て方

室内でも楽しめる洋蘭の栽培管理

当園おすすめ肥料、Be-1とバットグアノ・Be-2(活力剤)を使った栽培管理法です。

ペレット状

Be-1( ビーワン)

粉末状

バットグアノ

活力剤

 新発売 Be-2

ファレノプシスとその近縁属

◆属名略号/Phal . Dor ◆主な原産地/東南アジア
温度
最低温度10℃以上。最高温度30℃以下。
(常時20~25℃位なら理想的です)
日照
強い陽光が苦手なので、冬は30%の遮光(レースカーテン越しの光)
夏は50%の遮光。
灌水
長期間の乾燥に弱いですが、冬の低温時に水を与えすぎ加湿になると根腐れの原因になります。冬は少なめ、夏は多めに水苔の湿り具合を見ながら調整しましょう。
肥料
花の付いていない時期はBe-2(活力剤)月2~3回灌水と同時に与え、大株の場合は春から夏に置肥(4号鉢・・・Be-1スプーン一杯10g)を1~2回与えて下さい。
植替
花が終わり新芽が伸び始める頃、良質の水苔で素焼き鉢に植替します。
(何株か寄植えになっている場合は1株ずつ素焼き鉢に植替えます)
管理場所
一年中室内(窓越しに光を当てますがレースのカーテン越し位)
 

カトレアとその近縁属

◆属名略号/C. Lc . L . Blc . B. Slc . Pot . S . Epc .Epi . Bark ◆主な原産国/中南米
温度
大輪系のものは冬の温度は15℃、ミニカトレア(丈25cm未満)は5℃以上。
日照
冬はカーテン越しの光を充分に当て、夏は風通しの良い戸外に出し40%遮光。
灌水
春から夏は花が終わり成長期に入るため水は多めに、秋から冬の成熟期は乾いてから2日位置いて灌水してください。
肥料
春から夏に、月1回位の置肥(5号鉢・・・Be-1 10g~20g)とBe-2を与え秋から冬の成熟期は置肥は控え、秋口にリン酸の多いバットグアノのみを1回施します。
植替
春、花が終わり、新芽が2cm位伸びた頃、水苔やバークで植替します。
管理場所
室内(光のはいる所) 戸外(50%遮光・風通良)
 

パフィオペディルムとその近縁属

◆属名略号/Paph ◆主な原産国/東南アジア
温度
冬は10℃位。(斑入種と多輪性のものは15℃位必要です)
日照
冬は30%遮光、夏は50%遮光。
直射日光には絶対に当てないでください。
灌水
水分を好みます。成長期(3月~8月位)は鉢を乾かさないようにしてください。
肥料
春から夏の生育期に置肥4号鉢・・Be-1約スプーン1杯10g)3回とBe-2(活力剤)を3~8月位まで月2回程度与えます。
植替
新芽が伸び始める春が最適。
(あまり小さく株分けせず、根を折らないように注意してください)
管理場所
室内(光のはいる所) 戸外(50%遮光・風通良)
 

オンシジュームとその近縁属

◆属名略号/Onc.Odm.Brs.Milt.Bopt.Comp.Inps
◆主な原産国/中南米・ブラジル・メキシコ・西インド諸島
温度
冬の最低温度は5℃以上あれば栽培できます。
日照
冬はカーテン越しの光を充分にあて、夏は風通しのよい戸外に出し30%遮光。
灌水
春から夏は充分に潅水、秋から冬の成熟期は乾いてから2日くらいおいて潅水してください。
肥料
春から夏に月一回の置肥(4号鉢・・・Be-1約スプーン一杯10g)とBe-2(活力剤)を与えます。
植替
春に大株になれば株分けをしてもよいでしょう。
または一回り大きめの鉢に植え替えます。
バークや水苔で植えるかヘゴ板やコルクも可能です。
管理場所
室内(光のはいる所) 戸外(30%遮光・風通良)
 

リカステとその近縁属

◆属名略号/Lyc.Ang.Bif.Max.Z ◆主な原産国/中南米
温度
冬は最低10℃位に、夏はできるだけ風通しのよい涼しい所においてください。
日照
冬はカーテン越しの光を充分にあて、春から夏は戸外に出し30%遮光。
灌水
新芽が伸びはじめたら充分に潅水、夏は乾かさず秋からじょじょに水を控えます。冬は休眠期に入るので乾かし気味に管理します。
肥料
春から夏に置肥(5号鉢・・・Be-1スプーン1~2杯)を3回与え、Be-2(活力剤)を月に3回くらい秋まで与えます。
植替
花が終わった春の新芽が動き始める頃にバーク等で植え替えします。
管理場所
室内(光のはいる所) 戸外(30%遮光・風通良)
 
Be-1・バットグアノに入っているスプーン1杯のグラム数
Be-1・・・10g   バットグアノ・・・5g

シンビジュームの栽培法

育て方

シンビジウムは冬の寒さに、強いタイプの蘭であるが、冬の管理で特に注意しなければならないのは、水のやりすぎによる、根腐れと、低温による株の痛みである。
冬の間の水やりは、鉢の中を多湿にしておくと根腐れをおこす原因にもなるので、バルブに少ししわが入る程度のやや乾かしぎみが良く、一週間に一度、暖かい日の午前中を選んであたえると良い。冬のシンビジウムは、株が生育活動を停止している状態にあるので、水のやり過ぎに注意するのがポイントである。
春、3月下旬から5月にかけての生育期には、水の回数を少しずつ多くし始める。
4月から5月頃になると、花の終わった株の元から、新しい新芽が2~3出てくるので、元気な芽を2個程度残し、それ以上の芽は根元から取り除くと良い。そうすることによって、元気なバルブが秋に完成される。
またこの時期から、シンビジウムは、最も生育が盛んな 時期に入るので、部屋の中から栽培場所を外に移し日光(夏場の直射日光は避ける)と雨に良くあてることが大切である。 6月からの梅雨の頃は花芽を形成させる時期である。したがって、肥料も、5月下旬からの生育期間にはたっぷりと与えなくてはならない。春から秋に毎月1回位の置肥(5号鉢・・・Be-1約スプーン1~2杯)とBe-2を与え秋はリン酸の多いバットグアノ(約スプーン1杯)のみを1~2回与えます。また、7月から8月の暑い時期は、置いた肥料が日中乾いてしまうので、夕方、葉に水をかけながら置いた肥料にも水をあたえる。こうする事によって、肥料が良く鉢の中に浸透し、株に吸収されやすくなるのである。
10月下旬頃になると気温も下がり霜にあたる危険性がでてくるので屋外に出しておいた鉢を室内に取り込む作業を行う。この頃になると、春に伸び出した芽が完成されてきて、バルブの元から花芽が出てくる。この時期は、室内の日の良くあたる所に置く。シンビジウムの花芽は、一般家庭の温度では冬の間はあまり伸びず、春、暖かくなってきた頃から伸び出して開花する。これが自然開花の時期となる。

手入れ

シンビジウムの植替え時期は、春、桜の花が咲く頃が良い。鉢が小さくなってきた株は、鉢の大きさを一回り大きくする。これを鉢増しと言う。この時注意する点は、今までの鉢に対して、あまり大きくしすぎない事である。大きくしすぎると、花芽を付けずに株だけが大きくなってしまい花が咲かない原因となることもある。株分けも、この時期が良く、大きくなりすぎた株は,バルブが3個ずつになる様に分けて植えつける。この時に葉の落ちてしまった古いバルブは、取り外す。シンビジウムの植えこみ資材は、最近、松の皮を粉砕したバークが多く使われているが、軽石やヤシノ皮を混ぜたもの、クリプトモス(杉の皮)でも良い。植替えの時のコツは、株元をしっかりと硬く植え込む事である。

支柱立て

シンビジュウムの花芽が伸び始めてきた頃、支柱を立てはじめる。花芽の垂れ下がるタイプに関しては、少しずつ丁寧に立てていくのがポイントである。

ポイント

*夏場の生育期には、必ず外の風通しの良い、棚や台のうえに置く。
*生育期の水不足は禁物!!毎日タップリと鉢の底から水が流れ出るまで与える。
*乾燥ぎみにしていると、葉に、ダニやカイガラ虫が付き始めるので注意する。
*夏場の日光は,30%カットして、葉のヤケドに注意する。
*シンビジウムは、年間を通して日の光に良く当てる。

楽しみ方

シンビジウムは、開花期がとっても長い蘭の一つですが、次の年も花を楽しむためには、1ヶ月半ぐらい楽しんだ後、早めに茎の元から切り取ると良いでしょう。切った花は切花として楽しんでください。そうする事によって、次の芽も早く伸び、またきれいな花を楽しめます。
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